Estrella de Tango

Shibuya Tokyu-Bunkamura Ochard Hall, March 14, 2005



これまで観たタンゴライブで最もダンスが少なく不満の残るライブだった。
私見だが、バックバンドであるべきバンドが中心に構成された演出のためタンゴの良さが消されてしまった。
ダンサーは3組とも可也上手な印象を受けたが、如何せんダンスの機会が少なく消化不良のライブだった。
今まで観たタンゴのライブでは全曲でダンスを踊っていたが、今回は2曲で1回の割りのため、
盛り上がったと思ったら、次は演奏だけでお休みという繰り返しだったので、
観ていて今一気分が乗り切れなかった。日本公演を何度と無くやっているツアーの割には、
タンゴのライブのツボを外している演出のような気がした。
次回は、是非、構成を変えてもらいダンス主体のライブを観たい。


Latin Carnival

ShinjukuーBunkakaikan, Dec.18,2004




タンゴ、サンバ、サルサ、フラメンコ。
この4大ラテンダンスを纏めて見られるとあって、この日は楽しみにしていた。
ワルツのような畏まったものよりも庶民のダンスが好きで、それが強く感じられるラテンダンスが好きだ。
休憩を挟んで前後2時間全て踊り続けるハードなダンス演劇は、見ている方が疲れてしまうほどのエネルギッシュな内容だった。
改めてこの4大ラテンを聴いて見て何が良かったかというと、やっぱりタンゴだった。。
リズム、メロディー、ダンス、コスチュームとその全体の独特の雰囲気。このアンサンブルが何とも言えず好きだ。
この日は多少の空席もあったが、総勢16人のダンサーの汗びっしょりの演技とその迫力に観客が圧倒され、
4度のカーテンコールが自然と湧き出るほどだった。
既に来年3月のタンゴのダンスコンサートにも予約を入れてしまったという、自分でも飽きれてしまう気の入れようだ。


タンゴ・ヴィーナス

Tokyo Geijutsu Gekijo at Ikebukuro, June 28, 2004

 

 以前、代々木で見た「ブエノスアイレス」というタンゴの舞踏劇がとても強く印象に残っていて、
また、いつかこうしたタンゴの演劇を見たいと思っていた。
「ブエノスアイレス」では、アルゼンチンタンゴの名曲の数々を、
色とりどりのコスチュームを身に纏ったダンサー達が舞台替えの短時間を除き2時間ぶっ通しで踊っていた。
今回の「タンゴ・ヴィーナス」はカタログコーナーで偶然見つけたもので、
沢山のパンフレットの中にあった「タンゴ・ヴィーナス」を手にした瞬間にチケット購入を決めた。
今回、芸術劇場で開催された「タンゴ・ヴィーナス」の1曲目は、タンゴの古典、「ラ・クンパルシータ」だった。
5組のカップルが、サイドライトだけのコントラストを強調した暗い照明の中、タンゴ独特の硬いリズムで踊り始めた。
映画「コットンクラブ」の時代にタイムスリップしたかのような縦縞の黒いスーツの男性と、
ショートヘアでタイトなドレスの女性ダンサー。ピアノ、コントラバス、バンドネオン、バイオリン、それとキーボード。
タンゴに欠かせないこれらの楽器が、情熱的で躍動感がありクールなタンゴを思う存分感じさせてくれた。
タンゴと同じく情熱的なフラメンコには、熱さと渇きを感じるが、タンゴには、冷たさと哀愁を感じる。
膝から下をまるで蛸のようにくねくねと動かしながら素早く回転し、体の筋肉を全て使いきって踊る“タンゴ”。
バンドネオンが奏でるリズムで踊り、タンゴ独特のエンディングのポーズで決める。
決めのポーズが幾らオーバーであっても、タンゴであればそれが許されてしまう。
タンゴには周囲を圧倒してしまうそんなパワーを感じる。

 

一幕

二幕

LA CUMPARSITA

OSTINATO

PAVADITA

COMME IL FAUT

LA CANCION DE BUENOS AIRES

OJOS VERDES CERRADOS

MI DOLOR PAVADITA

OBLIBION

DE MI BARRIO

LA EVASION

EL CHOCLO

TAN SOLO UN LOCO AMOR

ZORRO GRIS

LOS PAJAROS DEL JARDIN

DE PURO GUAPO

PATA ANCHA

ORO Y PLATA

DESDE EL ALMA PALOMITA BLANCA

10

LA VIDA Y LA TEMPESTAD

CANCION DESESPERADA

11

REMEMBRANZAS

GALLO CIEGO

12

MILONGUEANDO EN EL 40

ZITA

13

-

LA CUMPARSITA

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