Classic Music

日本フィルハーモニー交響楽団、「第590回 東京定期演奏会」、東京オペラシティー、2007.5.11
指揮 : アレクサンドル・ドミトリエフ
ピアノ : エリック・ハイドシェック

今回は10列目という座席位置だったのでサントリーホールで聞いたときよりも音の広がりが感じられた。
最も、ホールの造りで音の聞こえ方が変わるので一概に座席位置だけとは言えないが。
クラシック演奏のホールは何となく天井の高い煙突のようなホールの造りの方が良い音に聞こえる気がする。
その典型的なホールが渋谷のオーチャードホールだ。
池袋の芸術劇場の音が余り良く聞こえないのは、余りにオープンな造りが災いしているような気がする。
今回聞いたピアノも非常に軽やかで綺麗な音だった。

楽曲 時間
モーツァルト
魔笛より序曲
7分
モーツァルト
交響曲第36番リンツ
26分
ベートーベン
ピアノ協奏曲第2番
28分
チャイコフスキー
幻想曲フランチェスカ・ダ・リミニ
22分


Chiristmas Concert 2005年12月23日、有楽町よみうりホール、15-17時

「TAKE8」という木管楽器だけのアンサンブルグループで結成は2001年。フルート2、クラリネット3、サキソフォン3、
マルチパーカッション1という極めて珍しい編成の室内楽団です。メンバーが多種多様なジャンルで活動していることもあり、
幅広いレパートリーをこなしており、結成当初の8人にマルチパーカッションを加えることで、
繊細なものからシンフォニック、ダイナミックなものまで多岐に渡る演奏が可能となりました。

ACT1 ACT2
トッカータとフーガ ニ短調(BWV565)/J.S.バッハ キャラバンの到着/M.ルグラン
小組曲/C.ドビッシー クリスマスメドレー
亡き王女のためのパヴァーヌ/M.ラベル レボリューショナリオ(革命家)/A.ピアソラ
「くるみ割り人形」より/P.I.チャイコフスキー スペイン/C.コリア
「ベニー・グッドマン」メドレー

ACT2の1曲目にある「キャラバン」は、私の好きなミュージカル映画「ロシュフォールの恋人達」の主題曲で、
レンタルビデオ店ではまだお目にかかったことがないマイナーなフランスのミュージカル映画です。
学生の頃に観た当時、「何て綺麗な街なのか。」と色彩の豊かさとミシェッル・ルグランお洒落な音楽に魅了されました。
幾つかのカップルが何度もすれ違いを繰り返して最後は全員ハッピーエンドで終わる、ある意味単純なストーリーですが、
カトリーヌ・ドヌーブが若くて一番輝いていた頃の映画です。
私にとっては、当時まだ高嶺の花だった海外旅行を意識することになった映画でもありました。

「夏の宵のコンサート」、横浜、イギリス館、2005年8月6日、16:00−17:30
ピアノ演奏 : 佐伯周子
横浜山手にある異人館の中でも比較的大きな造りのイギリス館は、港が見える丘公園の側にある。
1階のリビングルームとサンルームを使って60名が座れる会場がセットされ、1時間半に渡りグランドピアノによる演奏が行われた。
全てショパンの曲で、可也難しそうな曲を含めて10曲が演奏された。
クラシックのライブは積極的に聴くことがないが、年に4回位だと非常に新鮮に聞くことができる。
私にはその位のペースが一番適しているようだ。

練習曲 作品10-12
練習曲 作品25-5
バラード第3番 作品47
即興曲第2番 作品36
ワルツ第2番 作品34-1
ノクターン第17番 作品62-1
スケルツオ第4番 作品54
練習曲 作品10-10
4つのマズルカ 作品24
ポロネーズ第6番「英雄」 作品53


日本フィルハーモニー交響楽団、「第300回 名曲コンサート」、サントリーホール、2005.5.15

指揮 : 小林研一郎
世界的な指揮者の背中を間近に見られる6列目の席でポピュラーなクラシックを堪能しました。
昨秋、サントリーホールに来たときは、2回席の中央辺りでしたが、
今回は演奏者の表情も解る至近距離だったので、臨場感を味わう上では最高の席でした。
夫々の楽曲が全て著名な楽曲なので素人の私でも存分に楽しめました。
中でもハンガリア舞曲は好きな曲で、弦楽器のの躍動感のある演奏の動きと物悲しいメロディーには涙腺が刺激されました。
また、アンコールを3曲演奏しましたが、300回の演奏で最も多く扱ったというダニーボーイ、私の好きな曲であるアメイジング・グレイス。
クラシックファンには申し訳ありませんが、小林研一郎自らピアノ伴奏を行い各楽器が連ねるメロディーは本当に素晴らしかった。

楽曲 時間
モーツァルト
フィガロの結婚序曲
4分
ベートーベン
三重協奏曲ハ長調作品56
35分
ヴォルフ=フェラーリ
マドンナの宝石、第二幕への間奏曲
3分
J.S.バッハ
管弦楽組曲、G線上のアリア
5分
ブラームス
ハンガリー舞曲、第1番、第5番、第6番
10分
チャイコフスキー
荘厳序曲(1812年)作品49
16分
アンコール曲
ダニーボーイ
アメイジング・グレイス
チャイコフスキー
荘厳序曲(1812年)作品49


クリスマスコンサート、ブラスアンサンブル ルスティーク、日本青年館、2004、12、4

ある住宅メーカー主催のクリスマスコンサート。前半はクラシック、後半はクリスマス音楽とラテンとジャズ。
幅広いジャンルを全て一流の音楽として再現してしまうもの凄さ。音楽に垣根がないことを改めて実感させてくれたライブだった。
好きの度合いに違いはあっても、基本的に音楽であれば何でも聴きたい性格なのでライブと聞けば積極的に聴きに行ってしまう。
クリスマスの月ということもあって、クラシック音楽もより受け入れやすい精神状態になっているので、
聴く曲、聴く曲の全てが神聖な音楽に聞こえてしまう。
以下に掲げた曲の合間に、楽器の説明や金管楽器の特徴を冗談を加味して面白く説明してくれたこともあり、実に楽しい2時間だった。


◆楽器構成 : トランペット 2、ホルン、チューバ、ユーフォニアム、トロンボーン、パーカッション、ドラム

前半 後半
トランペット ヴォランタリー(クラーク) 聖者の行進
戦いの組曲(シャイト) 聖夜(きよしこの夜)
交響曲第一番三楽章(エワルド) そりすべり
くるみ割り人形より「行進曲」(チャイコフスキー) トランペット吹きの子守唄
ハンガリー舞曲第五番(ブラームス) ジングルベル
ラルゴ(ヘンデル) クリスマス キャロルより
アメイジング・グレイス(賛美歌) コパカバーナ
オーバーザレインボー


日本フィルハーモニー交響楽団、第564回定期演奏会、赤坂アークヒルズ、サントリーホール

赤坂アークヒルズ内にあるサントリーホールでクラシック音楽を生まれて初めて生で聴きました。
サントリーホールは、池袋の芸術劇場に似た造りでしたが、ステージの後ろにも客席があるのには驚きました。
演奏者は集中していれば気にならないのかも知れませんが、
此方から見ていると、明るい色の服を着た客が座席を離れたりすると意外に気になります。
シューマンの交響曲第4番のほか、ウェーバー、ヒンデミット、それに前衛的なクラシックと
いろいろな形のクラシックを堪能できました。
特に印象に残ったのは決して音は大きくないけれど、トルクの大きさを感じるというか弦楽器の音の重みですね。
打楽器や管楽器と比較して音量は低いですが、ボリューム感を感じる音でした。

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